令和3年5月19日10:00よりRER drone pilot株式会社のドローン研究室、通称池袋ラボにてドローン測量研修を実施しました。
当初は中目黒へ測量予定でしたが雨天の為延期になりました。後日予定していた測量ドローン研修会を急遽実施しました。
また、今回の研修内容は動画にして研修希望の方にビデオ研修として受講できるプログラムとしました。

ドローン測量を行うための準備と確認

ドローン測量といってもただ飛行させればいいわけではありません。飛行までの準備が大切です。
RER drone pilotの社内マニュアル(研修資料)の内容を【G.T.RDRONE】メンバーに研修をしました。

住宅地図の手配

まず、ゼンリン等の住宅地図の手配が必要です。測量エリアの確認や周辺の建築物の確認、役所へ確認をする際に必要になります。
ゼンリンの住宅地図はコンビニ等でも印刷できます。
周辺に高い建物がないか確認しましょう。高い建物がある場合は、最初に高い高度にて飛行させてデータを取得して再度測量する必要があります。
解析用PCが必要になる場合があります。

ドローン飛行可能場所か確認

DJI製のドローンを飛行させる場合はGEO区域マップ等でDID地区や空港周辺の飛行規制区域の確認をします。
個別で航空局へ個別申請をして飛行させることも可能です。
しっかりと確認することが重要です。
また、防衛施設周辺や米軍基地の確認、小さな空港がある場合もありますので確認をしっかりしましょう。
飛行許可を取得して、DJIへ申請をして飛行許可データをダウンロードします。

基準点の確認

国土地理院のサイトから周辺に基準点がないかを確認します。周辺に基準点がある場合は、座標を取得しておくことが大切です。
また、取得した座標をドローン用に変換を先にしておきます。現場で慌てることがなくなります。

警察への連絡

ドローンが飛行されていると110番通報されることがあります。警察へ事前通報しておくことが大切です。
ごく稀に、調査で見落として飛行禁止場所や事前申請や通報が必要な場所を教えていただける場合もあります。
遵法精神で迷惑をかけないように飛行させるようにしましょう。

天気の確認

ドローン測量は天候の確認が大切です。落雷警報や突然の天候変化が起きやすいのか?風向や風速の確認が大切です。
また、雨雲レーダーのアプリをスマホ等にダウンロードしておくと便利です。

まとめ

防衛施設周辺での飛行の場合の通報や同意の取得方法について細かく説明をしました。
筆者は横須賀で飛行させるにあたって、防衛施設管理者との連絡や申請方法や公安員会への連絡などについて説明をしました。
防衛施設管理者への同意と通報について勘違いしてしまい当日飛行できなくなってしまう場合があります。
現場での測量については青梅市のドローン測量についてご確認ください。

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。