RER Agency株式会社売出物件の青梅市河辺町6丁目の物件の正式な仮測量を土地家屋調査士から承りました。
今回は建物の関係で測量が厳しい状況であるのと、境界立ち合いの依頼までという事で検証用に測量をします。
ドローンを使用した測量はRTK(Real-Time Kinematic)技術によりGPSの位置測定の精度を向上させる方法の一つです。
今回はRTKを搭載したドローンで測量を行います。

①測量飛行までの準備

①-1 場所の確認と飛行禁止区域の確認
①-2 週間天気予報の確認と天気図の動きの確認
①-3 所轄警察署への連絡や手続き
①-4 機体の動作確認及びファームウエアのアップデート確認
①-5 前日と当日の朝に天気予報と天気図の確認

②飛行当日と飛行

②-1 周辺の住民への挨拶
②-2 航空測量板の設置(境界票は事前確認済み)
②-3 検証点の設置(必要な場合で今回は不要)
②-4 D-RTK2の設置及び機体準備と接続
②-5 仮飛行をして上空の安全確認と障害物の確認
②-6 飛行経路の確認・プロポの確認
②-7 飛行開始
②-8 飛行中の目視確認とプロポによる画面確認
②-9 着陸の安全確認と着陸後のデータ確認

③解析業務と検証

③-1 バックアップデータを作成
③-2 PIX4Dにて解析
③-3 航空測量板から境界ポイントを確認
③-4 面積確認と座標の抽出

ざっくりと書くだけでこれだけの事項をドローンパイロットは業務として行います。
次回より数回に分けてドローン測量のより細かい作業を写真を交えてご説明いたします。

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。