5月19日開催【G.T.RDRONE】ドローン測量準備研修会レポート②

令和3年5月19日10：00よりRER drone pilot株式会社のドローン研究室、通称池袋ラボにてドローン測量研修を実施しました。
当初は中目黒へ測量予定でしたが雨天の為延期になりました。後日予定していた測量ドローン研修会を急遽実施しました。
また、今回の研修内容は動画にして研修希望の方にビデオ研修として受講できるプログラムとしました。
5月19日開催【G.T.RDRONE】ドローン測量準備研修会レポート①の続きになります。

測量に必要な境界について

ドローンにて測量をするにあたり境界というキーワードが出てきます。RER drone pilot株式会社の親会社はRER Agency株式会社で宅建業を持った会社です。いわゆる不動産会社です。不動産売買に必要不可欠な境界を研修しました。

境界とは

そもそも、境界とは何かを解説します。
「国」と「国」の境は国境です。一般的には、隣地との所有権境を境界と言います。ここで、権利が変わるという事になります。
境界を示すのに境界標というものがあります。この境界標はコンクリートであったりプラスチックであったりプレートであったり色々あります。
境界標の見方や探し方がわからないと一般的な不動産屋さんが求めているドローン測量はできません。

境界標の見分け方

境界標をみてどこが境界なのかを理解できないと、境界点を間違えてしまい結果的に測量成果が間違えたことになります。
間違えた測量成果を出さない為にもしっかりと境界標を見分ける必要があります。

境界標のどこが境界なのか？矢印の先なのか？コンクリートのはじなのか？知っている人は当たり前でも、これからドローン測量をする、ドローン測量するまで境界を知らなかった場合に備えてしっかりと研修しました。境界石も矢印であったり、十字であったり、真ん中に穴があるものまで色々です。
また、銀色のプレートの場合もあります。必ず資料などを確認して境界を確認する必要があります。
この境界石の見方や境界に関しては【G.T.RDRONE】のメンバーから活発な質問がありました。
登記簿や公信力について説明をしました。

境界標の探し方

筆者が不動産業界で長年培ってきた境界標が見つからない時の境界標の探し方をここで説明をしました。
本当に現地に境界標がないのか？実は違うところにあるのかも？思い込みはないか？
過去の実例や写真で研修をしました。
境界を探すことがドローン測量に関係すると思うとドローン測量は空撮と違って泥臭いお仕事であることがご理解いただけると思います。

基準点・鋲の設置

測量する場所から見通しできるところに2つ基準点を設置することがお勧めです。公共基準点にD-RTK2を設置して基準値のデータを入力もしくは確認をします。
基準点からのGNSS信号とドローンが受信しているGNSSの受信データをFIX（補正）して座標を解析ソフトで算出します。
別の基準点の座標を準備しておくことで、後日トータルステーションで確認する場合に役立ちます。

まとめ

ドローンでお仕事を専門分野で行う場合には専門的知識が必要になります。
常に筆者を含めて新しい知識をアップデートして皆様により良いサービスを提供します。

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