RER Agency株式会社売出物件の青梅市河辺町6丁目の物件の正式な仮測量を土地家屋調査士から承りました。
今回は建物の関係で測量が厳しい状況であるのと、境界立ち合いの依頼までという事で検証用に測量をします。
前回の記事「青梅市河辺町物件所有者より精度の高い仮測量の依頼を承りました。①」と
青梅市河辺町の物件所有者より精度の高い仮測量の依頼を承りました。②
青梅市河辺町の物件所有者より精度の高い仮測量の依頼を承りました。③
の続きの記事になります。
是非、最初の記事からお読みください。
ドローンを使用した仮測量をご理解いただけると思います。
今回は撮影したデータの測量解析になります。

③解析業務と検証

ドローン測量は航空測量の一種です。ドローンで飛行させた後は撮影データを基に解析が必要になります。
RERグループのYOUTUBEチャンネル「RERちゃんねる」でも、ドローン測量の解析について解説をしている
ちゃんねるがございますので是非ご覧ください。

③-1 バックアップデータを作成

ドローンで撮影した写真データが破損してしまうと今後検証できなくなってしまうので、会社のデータサーバーへバックアップをします。
検証をする際はSDカードを直接解析するほうが早く解析が終わります。

③-2 PIX4Dにて解析

ドローン測量は衛星のデータが書き込まれた写真と解析ソフトが必要になります。
解析をする際は検証点がある場合は検証点のデータを入れます。
解析に必要な処理や設定を入れていきます。

③-3 航空測量板から境界ポイントを確認

まず、3D画像から航空測量板の場所を大まかに指定します。
その後、写真を個別に確認して修正をします。境界ポイントを修正します。ポイントがずれてしまうと面積などが変わってしまいます。
しっかりと検証と補正を繰り返します。

③-4 面積確認と座標の抽出

PIX4Dで面積を確認することができますが、測量の結果をCADに落とし込んで土地家屋調査士はお客様に提出します。
なので、各ポイントの座標を抽出して土地家屋調査士へ提出します。

RER Agencyの社内で確認する場合は座標の抽出は行いません。毎回測量はしますが、不動産売買の参考の為、地積測量図がない場所や地積測量図が古い、残地求積の物件などは
ものすごくこのデータが助かります。
登記簿面積が正しいとは限らないのです。特に昔の地積測量図の物件は周り間(まわりけん)を図ってざっくりとした面積を算出する不動産会社もあります。
大手不動産仲介会社では仮測量サービスを基本としている会社もあります。
これだけ読むと不動産会社だけの問題と思われますが、契約書によっては売主様と買主様それぞれに大きなデメリットも存在する場合があります。
そういったことを防ぐためにもしっかりとした事前準備が必要なのです。

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。