前回のブログ「測量解析ソフトで山武市の物件を解析してみた①」の続きになります。前回は写真をPIX4Dで解析するまでの作業でした。
今回は実際に面積にて算出してみたいと思います。

そして、点群データを入れると物件が浮かび上がってきます。

3D化された画像とドローンで空撮した写真が表示されます。
ドローンで撮影された写真は今回は必要なく解析しにくいので表示から削除します。

すっきりしたところで、境界のポイントを指定します。

rayCloud→新規表面で面積を算出する為の処理をします。

まずは、概算のポイントを指示します。そのあと細かい点を指示します。全部の点をしっかりと補正します。
この時に航空標識板の中心が重要になります。

しっかりと補正をします。
また、ポイント部分の撮影された写真と点群をしっかりと合わせることが大切です。点群は拡大すると荒くなります。
ある程度荒くなったら、右下の画像を確認しながら修正します。

拡大したポイントをクリックすると撮影されている画像が表示されるので便利です。

この場所に面積が算出されます。実際の法務局にある昭和58年の地積測量図と比較しても誤差は0.5㎡未満に収まりました。
実際の現場では、道路を確定させたり検証用の航空標識板を設置するほうが確認作業はできます。
今回のケースは不動産業等が仮測量として使用する場合の参考例です。

今回の解説ブログでわからないことなどございましたら、G.T.R DRONEの勉強会にお申込みいただければご参加できます。

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。