前回の検証で問題が2つ見つかりました。
①防塵対策
②レスキュー用のテグス
詳しくは第3回床下点検の実証実験レポートをご覧ください。

【G.T.R DRONE】の田頭リーダーとテストパイロットの三瓶と2名で今回の問題点を徹底的に協議をしました。
②のレスキュー用テグスは上州屋で購入すれば解決できますが、問題は防塵仕様です。

初め、ドローンを二つのフレームで挟み込むようにしてネットに包み込んで飛行実験します。
結果は失敗します。
あれこれ色々と実験に実験を重ねますが、中々良い結果が出ません。

その時に防塵仕様のMatrice300RTKを思い出します。
機体を確認するとモーターにネットが張られています。

これだけの塵埃の中を2分飛行できるだけの性能が求められます。
洗濯機の糸くずフィルターからパンストまでいろいろと実験をしました。

結果今回の試作機が完成しました。

一見何も変わらない仕様ですが、モーター部分をご覧ください。

田頭代表の渾身の作です。
今回モーターに塵埃がフィルターで止まる仕組みです。
着地してしまう場合は飛行時間が短くなってもギアをつけることで防塵できます。

実証実験結果は後日発表します。

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。