RERグループのRER drone pilot株式会社では物件の空撮・赤外線カメラを使用した雨漏り点検(※こちらで過去記事が見られます。

鉄筋コンクリートの建物などの外壁点検・高性能GNSS(GPS)とRTKモジュールを搭載したドローンでの仮測量などを全面的に実施してきました。

今回は、構想1年3カ月、機体制作6ヶ月の照明搭載とHD録画ができる機体を製作し解体予定の建物で実証実験をしてきました。

まず、テスト機の制作です。Twitterではドローンレーサーでメカニックでもあるハンドルネーム:見習い魔法使いキヨっちcalmzero さんに照明機材と照明マウントを作成いただきました。

機体は弊社提携先でもあるGS RTAさんに特注仕様の機体をご用意いただきます。

業務で使用する為、電波を発信する映像伝送装置VTXを業務開局のものに乗せ換えします。

バッテリーは1セルの300ミリアンペアのものでまずは池袋ラボで実験をします。

ダイニングテーブルの椅子の下をくるくる回る練習です。

バッテリーは1分40秒が限界でしたので1分20秒が点検で使用できる時間であると仮定しました。

また、ひっくり返ってしまった時の為のフリップオーバーは下の照明マウントが重いため使用できないことまでは確認できました。

床下点検専用機体なので65サイズのマイクロドローンで実施しました。

万が一に備えて後ろには糸をつけて飛行させます。これがのちの点検でものすごく役に立ちました。

床下はマイクロドローン自体の風と想定外の障害物、ドローンの下部には照明マウント、レスキュー用の糸にも気を使って飛行しなければなりません。

ちなみに私が無線機とラジオハーネスをつけているのは前半、G.T.R DRONEの田頭代表に赤外線を使用した建物点検のテクニックを伝授するためにつけております。

では、実際にテスト飛行した写真をご覧ください。

照明が搭載されている事により、シロアリによる食害や腐食などが人が床下潜らなくても確認できます。

床下断熱材が落ちてきてしまっているのがわかります。

床下はドローンの高度を下げると砂を舞い上げてしまい、モーターがロックしてしまう可能性があり、高度を上げすぎると床材にくっついてしまいます。

下部にはカメラマウントがありバランス調整も大変です。

65サイズはバッテリーも稼働時間が最大の悩みでもあります。

また、HD録画をすると飛行時間が50秒が限界であることが今回の実証実験で判明しました。

この結果を踏まえて、GS RTAへ戻り映像の検証と対策を【G.T.RDRONE】の幹部で緊急会議をします。

最大の課題は飛行時間です。飛行時間を改善するために期待をサイズアップして65サイズから75サイズへ変更します。

サイズアップしたことで650ミリアンペアのバッテリーが搭載できます。何もしなくても7分は飛行できる機体が完成しました。

また、照明マウントをなくして機体に引っ掛けることができるようになりました。

照明をつけて、HD録画をしても4分は飛行できます。帰還時間を考えると3分から3分30秒飛行できます。

「床下点検GTR2号」が完成しました。

2月14日再度床下点検の実証実験2回目を実施します。

また、天候が良ければ田頭リーダーの測量飛行研修を実施します。

 

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。