令和3年5月23日に目黒区中目黒1丁目のドローン仮測量を実施してきました。
5月19日に実施する予定でしたが、雨天の為5月23日の実施となりました。

測量準備

公共座標の確認

周辺に公共座標の確認をします。また、座標を取り寄せをします。
座標をそのままでは使用できないのでドローン測量用に変換をします。

※この写真は参考です

警察への連絡

ドローンを飛行する場合義務ではないのですが、業務で飛行させるものと責務と勝手に考えて警察へ連絡をします。
今回は目黒警察署の警備係。通常は保安係なのですが、所轄によって対応は違います。

FISSへの登録

ドローンを飛行させる場合はFISSへ登録をします。
実際これを確認している人がいるかは謎です。

当日の天気図の確認

飛行当日の雲の動きや天気図の確認。天気予報と風の強さを確認します。

※この写真は参考です

機体の最終確認

飛行させるドローンの最終確認をします。バッテリーの確認、プロペラの異常点検、モーターの音。

確認が終了したら測量場所へ向かいます。

現場にて

近所への声掛け

どうしても上空を通過させてしまう場合があるので挨拶をします。たまに、飛行エリアの認識が間違えていて叱らてしまうこともあります。
また、周辺を飛行すると自分お家を盗撮されると盗撮されていると勘違いされる場合もあります。
ご近所様とは仲良くします。

公共座標の確認

事前に調べておいた公共座標の確認をします。

現地の環境整備

雑草など生えている場合などは、簡単に伐根しておきます。
プロペラに当たったりしないようにする為です。

測量士さん用の検証点の設置

今回は測量士さんに引き継ぐ可能性があったので、検証ポイントを設置しておきました。

境界の確認と測量板の設置

これは毎回同じことですが、境界標を探します。ご近所に挨拶をすると結構先に教えてくれたりします。
また、測量成果の資料を頂ける場合もあります。

ドローンを飛行

RTK基地局とデータをFIXしたら飛行をします。
基本オートパイロットなのでプロポと機体を両方見ながら確認します。

現場撤収

作業が終われば速やかに撤収準備に入ります。
航空測量板を撤去して、周辺のゴミなども一緒に拾って撤収します。
そして、機材を車に積み込んで帰ります。

解析について

データの読み込みと解析

今回は、一部ドローンを飛行させないで欲しいとの要望がある現場でいたのでぎりぎりの範囲で飛行エリアを設置しました。
なのでFIX写真も13枚飛行エリアも小さめです。

境界ポイントの確認

境界ポイントを大画面にして確認をします。

今回も、登記簿謄本とほぼ誤差がない結果になりました。
若干の縄のびしているようです。
ただ、一つの境界ポイントに鋲とプレート両方あるところがありました。

片方はプレートで測量しましたが、反対側はプレートがなく鋲のみでした。
おそらくこの誤差で若干の面積が大きく出た可能性は否定できません。
ここから先は本職の先生に引継ぎをします。

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。