RER drone pilot株式会社はRER Agencyの子会社で【G.T.RDRONE】のサポートをしております。
元々弊社は親会社の不動産事業のサポート(ドローンを使用した建物点検や仮測量)の支援がメインです。
現在、親会社がメインでドローンパイロットの派遣をしておりますが、解析などは弊社が負担しております。
不動産事業の中で産業用ドローンで事業を使用するということはホビーの世界とは全く違います。
・周辺にたくさんの電線がある
・人や車両の通行
・周辺に民家が多くある
・高い建物に囲まれている
・事前に警察等への連絡
・自衛隊への連絡(防衛施設周辺)
・状況に応じて道路使用許可(警察と相談の上)

ただ、ドローンを飛ばせるだけの人材では事故やトラブルを起こしかねません。
実際筆者も知識不足から大きな事故になりかかったこともあります。
そのような経験から、基礎から産業用ドローンを学び直し飛行前計画から安全確認、解析まで深く検証をしてきました。

また、ドローンパイロットはエラーが起きた時にどれだけ瞬時に判断して危険を回避できるか?これも大切なことです。
私たちがサポートする【G.T.RDRONE】は産業用プロドローンパイロットとして技術はもちろん、エマージェンシーの時にどれだけ
冷静に対応できるか?訓練をしています。また、ヒヤリハットの共有で各パイロットが常に安全飛行を心がけています。

RER drone pilot株式会社(G.T.RDRONE含む)ではドローンパイロットの役割を設けております。

1.統括パイロット (必要資格:国土交通省認定団体卒業・第二級陸上特殊無線技士・産業用飛行100時間以上・IR解析・3DMAP・測量解析ができる)
現場では責任者を務める。パイロットがいる場合は原則操縦をしないでパイロットへの指示だしと管制業務を主体。パイロットの状況を確認して危険だと判断した場合は操縦権を取得する。昇格試験の監督及び管理全体を行う。

2.パイロット (必要資格:国土交通省認定団体卒業・第三級陸上特殊無線技士・産業用飛行2時間以上)
飛行計画の作成に実施。離陸前の周辺確認を安全要員と一緒に実施して確認後統括パイロットへ離陸許可等を取得して飛行。統括パイロットからの指示と支配下で飛行する。また、安全要員の無線を確認し飛行をする。統括パイロットより操縦権の移譲指示が出た場合は速やかに従う。

3.安全要員 (必要資格:第三級陸上特殊無線技士)
飛行計画をパイロットと一緒に確認。飛行計画通り機体が飛行しているか確認して統括パイロット・パイロットへ逐次報告。また、車両の通過など周りへの配慮及び安全確認の実施。

機体の各性能もしっかりと把握していなければなりません。常にファームウエアのアップデートなど細かく配慮が必要です。
実際に機体特性を理解できておらず、小さな事故を起こした例もあります。

上記の写真はストラップをプロポとしっかり接続していない例

RER drone pilot株式会社(G.T.RDRONE含む)では声を出しての指差し確認とクロスチェックを基本動作として、機体特性の勉強会や過去の勉強会データを蓄積記録して今後の産業用パイロットの育成もしております。

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。