最近、ドローンの同業他社様(多分新規参入)の方からお電話で道路使用許可についてご質問をいただくのでG.T.R DRONEで申請している流れを簡単に記しておきます。

道路使用許可が必要かを判断する

一番早い方法は管理者に電話

道路管理者、道路を管轄している警察署に「ドローンの飛行の件で道路使用許可について聞きたい」と質問の電話をすると交通課の担当のお巡りさんが教えてくれます。10か所以上の県単位で道路使用許可の話を聞くと大体回答は一緒です。

必要なケース

・操縦者が道路にでて操縦するケース
・ドローンを道路に離発着するケース
・ドローン飛行で他の通行等を妨げる可能性があるケース
・RTK等を道路に設置するケース
ドラマの撮影等も道路使用許可を取得して飛行します。物件撮影する場合は公道で目視しながら撮影するケースが多いので、毎回申請をしています。段々、担当のお巡りさんと顔見知りになります。

道路使用許可の申請方法

道路使用許可を申請するには必ず管轄の警察署へ行かなくてはいけません。最低2回は行くことになります。「申請」と「受け取り」です。

行政書士の先生にお願いをする

これが、一番おすすめです!!
弊社でも遠方の案件だと、道路使用も前述のとおり最低2回は警察に行くことになります。なので、時間も交通費も勿体ないので、地元の行政書士さんにお願いをする方法があります。

自分で申請する

都道府県警察のホームページ若しくは「道路使用許可申請書 〇〇県」という感じで検索をしてくると出ます。
警視庁のページ
見本の書き方を真似すれば問題ないですが、全くこのような書類を書いたことがない方の為に、先日建物調査で使用した申請を参考にしてください。(既に承認済みですが・・・)
※※※道路使用許可の画像※※※
住宅地図等を現地がわかる地図を添付します。Googleの地図でも大丈夫ですが、弊社はゼンリンの住宅地図を添付します。
左側が案内図(場所がわかる地図)で右側が細かい場所や保安要員や撮影状況を書きます。

また、細かい計画書の方には道路の付近などを書きます。
大きい道路の場合は役所に行くと道路台帳があるので確認して書き写すか、複写をもらうといいです。
また、念のためメジャーで現地を確認しておく方が無難です。
道路使用許可申請は2部(正・副)作製します。一部は許可証として手元に来ます。

申請の時の費用と許可までの期間

費用は2,300円になります。収入印紙ではありません。警察署の会計係等で証紙を買うことになります。
期間は原則7日間開けることになりますが、大体中2日で許可を出してくれるケースが多いですね。

道路使用の許可期間

最大1カ月間の許可が出ますが、警察署の担当者と打ち合わせをしてます、期間は空欄がおすすめです。
建物調査で雨の翌日に実施したいと説明すると1ヶ月で、点検前に電話くださいと言われるケースもあります。
臨機応変に対応できるように許可申請の書類は全部入力しないで空白でもっていくのがポイントです。

YOUTUBEでも道路使用に関してお話しています。

ドローン関係で質問の電話が来る内容

包括許可を取得しているけど飛行できますか?

これは、国土交通省に聞いてください。ただ、ネットでも確認できます。
DJIの機体ならこのリンクで確認できます。
また、FISSを登録するときにも確認できます。

他人の土地の上空を飛行しても大丈夫?

そんなことは私は知らん!!と言いたいですが一応書きます。
民法という法律があります。民法207条【土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ。】と記載されています。
ただ、首相官邸のホームページの資料にこのようなものがあります。
無人航空機の飛行と土地所有権の関係について
ただ、トラブル防止・プライバシー配慮の観点から地権者の承諾をいただくことが大切です。

御社ではどのようなドローン販売してますか?

弊社はドローンは販売していません。

ドローンに関する質問に関して

弊社は産業用ドローンの発展に期待をしています。飛行機も軍事と旅客と一部の個人使用だからこそ飛行機事故は少なくなった考えられます。
ドローンの専門家や詳しいことをホームページやSNS等で宣伝をしていませんが、わかる範囲や経験則でご質問に回答させていただきます。

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
現在は、ドローン導入企業のコンサルタント等を行っています。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
テレビ東京系列・駐在刑事season3(寺島進さん主演)のドラマ・ドローンシーンを担当
TBS・日曜劇場 DCUの最終回の一部ドローンシーンを担当