DJIの最新空撮機体のオプション・ワイドレンズを使ってみました

MAVC3ってどんな機体?

DJI(中国)の世界最大手のドローンメーカーから発売された折り畳み式の最新ドローンです。
2021年11月18日~発売されました。販売のモデルによって発売時期が変わります。
価格は消費税込みで253,000円~になります。
今までのMAVICシリーズとはだいぶ価格が違ってきます。
特に、3 Cine PremiumコンボはApple ProRes 422 HQ 動画撮影に対応し、1TB SSDが内蔵されてます。

Apple ProRes 422 HQって何?

筆者もいまいちわからないのでアップルのホームページから引用です。

Apple ProRes 422 の高データレート版です。Apple ProRes 4444 と同程度の高い映像品質を保ちますが、4:2:2 イメージソース向けです。ビデオポストプロダクション業界で広く使われており、シングルリンクの HD-SDI 信号で伝送できる最高品質のプロ仕様の HD ビデオを視覚的にロスレスに維持します。このコーデックは、10 ビットピクセル深度のフルワイドの 4:2:2 ビデオソースをサポートしながら、デコードと再エンコードを繰り返してもビデオを視覚的にロスレスに維持します。ターゲットデータレートは、1920 × 1080、29.97 fps のソースで約 220 Mbps です。

わかりやすく言うと、データロスがないことらしいです。(SEKIDOさんに聞きました)
機体が高い分性能が良いということはわかります。

どんな能力があるの?

まず、焦点距離を24mmのレンズを使用しています。これだけでも充分ワイドに撮影できます。
また、今回はデュアルレンズを搭載してます。ズーム機能もあります。
また、F値も2.8~11まで調整が可能です。
DJIさんのYOUTUBEでも詳しく紹介されてます。
詳しくはDJIさんのホームページをご覧ください。

ワイドレンズの紹介・ 【M3WALS】

焦点距離が24mmから15.5 mmになります。
iPhone13の広角レンズが13mmですから、15.5mmの広角がどれだけワイドに撮影できるのか?ということです。
ただ、レンズonレンズですから若干のゆがみが出る可能性があります。
それでは、さっそく比較画像をご覧ください。
こちらの映像が24mmの画像、すなわちワイドレンズを付けていないときの画像です。

そして、こちらがワイドレンズ搭載の時の画像です。


筆者の足もはっきりと撮影させるくらいワイドに撮影できます。

親会社のRER Agencyで物件撮影をするときにはかなり役に立ちそうですね。。。

ワイドレンズの取り付け方


元々のレンズカバーを外して、ワイドレンズを取り付ける感じになります。

ワイドレンズの活用方法

不動産の物件撮影の際に隣地の方の協力をお願いしていつも物件撮影をしておりました。
しかし、今後は道路使用だけで物件を撮影できるようになります。
また、風景を撮影する際もより迫力のある動画や写真を撮影できるようになります。

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
テレビ東京系列・駐在刑事season3(寺島進さん主演)のドラマ・ドローンシーンを担当