5月12日から5月14日まで開催された建設・測量生産性向上展・CSPI-EXPO 2021へ【G.T.R DRONE】のメンバーと一緒に幕張メッセまで行ってきました。
千葉県は新型コロナウィルスによる緊急事態宣言ではなく、まん延防止等重点措置になっておりましたので展示会が開催されました。
これから産業用ドローンが活躍できそうなところはないかをチェックも兼ねての参加です。

今回の参加目的と今後について

【G.T.RDRONE】は産業用プロドローンパイロットの集団です。ドローン展なども顔を出しますが、ドローンをこれからの労働人口減少の中で仕事として活かせるのか?
活躍できる場所はないのかを模索するために色々な展示会に参加させていただいております。
今回は「測量」というキーワードから今回の展示会を選択しました。

①セミナーに参加

i-Constructionとインフラ分野のDXの推進について
国土交通省
大臣官房 技術調査課
課長補佐 中西 健一郎 様


今回は新型コロナウィルス蔓延防止の観点から、ビデオ講和となりました。
少子高齢化社会、労働人口減少していく中でどのように国土交通省としても対応していくのか?官民一体となってICT施工を拡大していくとの話がありました。
また、3D測量データと3D設計データによる施工計画なども推進していくとのことでした。
3D測量データを作成するにはドローンの活用は不可欠であると感じました。
個人的意見になりますが、RTK等でFIXした3Dデータは国のサーバーなどに私たちが撮影したLASデータなどをアップできると今後に活用できるのではないかと感じました。

②SEKIDOさんにお邪魔しました。

SEKIDOさんが水中ドローンを出展しているという情報をFacebookにて情報収集しましたので早速お邪魔します。
実は筆者は水中ドローンの操縦は初めてです。
緊張する中、操縦しました。水流や海流がないので簡単に操縦しましたが、現場では相当大変な中で操縦することになることはわかりました。

水中ドローンには音波ソナーなどたくさんの技術があることがわかりました。
20万円くらいという事でしたので、新型コロナウィルスに人類が打ち勝てたら、水中ドローンを購入して石垣の海でも楽しみます。
どこで練習すればいいのか?また、水中ドローンでは仕事はしないようにしないと・・・。

③TerraDroneさんにお邪魔しました。

筆者がRERグループで初めにドローン測量を始めようと相談したのが、TerraDroneさんでした。
その時は、まだドローン測量というものがわかっておらず計画は頓挫。
そして、SEKIDOさんと出会いスタッフの皆様の全力サポートのおかげで現在に至っております。
今回は簡単に立ち寄っただけでしたが、Matrice300RTKにレーザー測量と講習をセットにして1000万円近くで販売されていました。
レーザー測量の機器は相変わらず高額であると実感しました。

④展示会の日にリリース・OPTIM Geo Scan

5月12日にリリースの商品を紹介されました。iPhone12Pro/ProMAX及びiPad proとGNSSレシーバー(ビズステーション株式会社製RWP)だけで測量ができてしまうという事です。
ドローンが飛行できない場所で簡易測量であるならばこれは面白い商品であると感じました。
今後、不動産業界で活用される予感がします。これは小規模現場であるならば素晴らしい商品です。検証点などをどうするのか?今後の課題も残ります。

幕張メッセはGNSS(GPS)の電波が入り込まないですが、基準点にGNSSレシーバーを置くことができるのであれば今まで測量が難しかったところでも測量できます。

これがGNSSレシーバーになります。
レシーバーの中心を境界のところに置けばよいそうです。
一度現場で検証したい商品ですね。この商品は今後も追跡して利用の判断の一つにします。
ライセンス料等については直接お問い合わせください。

⑤千葉県といえばこの会社千葉測器さん

【G.T.RDRONE】の本部といえば千葉県船橋市という事で、楽々清算に興味があったので立ち寄ってきました。
税理士とはサイボウスさんのKintoneで繋がっています。APIでKintoneと連携できるのか?確認したところ
それはできないとのことでした。残念です。
導入を考えていて問い合わせをしようとしていましたが、お話が聞けて良かったです。

Kintoneと連携できるようになったら導入したいと思います。
会社を大きくするには内部固めが必要です。

⑥TREND-POINTの福井コンピュータさん

福井コンピュータさんはこの展示会に行くと決めた時から訪問しようと考えていました。
現在は点群処理をするのにPIX4Dを使用していますが、サポートに言葉の壁を感じております。
PIX4Dで点群にした後にTREND-POINTで処理することができます。PIX4Dでもできるものできないものなどがあります。
TREND-POINTでは今の筆者が求めているのはすべて要求を満たしております。
前向きに導入を検討します。

⑦ドローン展でもお馴染みのSKYDRIVEさん

空飛ぶ車でお馴染みのSKYDRIVEさんにお邪魔しました。
先日もテレビで放送されていた記憶があります。
ペイロード30kgの大型ドローン。バッテリーもかなり大型でした。
SKYDRIVEのCargoDroneのすごいところはホイストもあるというところ。また9分間の飛行ができるというところですね。
ダム等の建設現場で活躍しそうな予感がしました。
RERグループは点検・測量・空撮までが範疇ですが、ドローン事業が軌道に乗ったら購入を検討したいですね。
着陸せずに運搬できるのがすごいですね。

今回、ここには書くことができませんでしたが、他にも多数の業者様と名刺交換やお話をたくさん伺わさせていただきました。
この場を借りて深く御礼申し上げます。
また、このブログを見られて、取材に来て欲しいと言うご連絡もお待ちしております。
産業用ドローンの活用を主体としているRERグループです。
機体を開発しているわけではないので、現在販売されている機体と現在使用されているソフトを活用して他社では行わないサービス提案を目指しています。
点検・測量を中心に今までのノウハウをしっかりと皆様に提供できるようにする為
色々と情報収集や実証実験を行ってまいります。

 

 | 取材者の紹介

三瓶 晃幹
RER Agency株式会社 代表取締役
RER drone pilot株式会社

取締役自身が代表を務めるRER Agency株式会社で、不動産事業とドローン事業の融合を目指している。
RER Agencyでは宅地建物取引業及び・賃貸住宅管理業者・住宅宿泊管理業者の登録を行っている。
ドローンに赤外線カメラを使用した建物調査の独自手法で雨漏りや建物の不具合箇所発見している。
不動産業界では仮測量・建物調査・空撮などでドローンを最大限に使用している。
自身の人脈を活かし大手賃貸管理会社とも建物調査で業務提携。
プロドローンショップ「GS RTA」と2020年11月に業務提携をし、共同イベントを実施した。